プログラミングを勉強している人、特に独学の人の多くが途中で挫折してしまっています。
僕も何度も挫折しそうになったり、学業やバイトを言い訳にして、勉強を休む言い訳を作ったりしていました。
僕はこのような経験から挫折してしまう原因をいくつか見つけました。
この記事では、以下のことをまとめています。
・プログラミング初心者が挫折してしまう理由 ・挫折しないためのポイント
これからプログラミングを始めたり、すでに挫折してしまった人には何かしら参考になると思います。
挫折する人の理由
目標が ない or 曖昧
よく勘違いされている人がいますが、多くの人にとってプログラミングは手段であり、目的ではありません。
プログラミング学習のゴールは、プログラミングができるようになることではなく、そのプログラミングによって何か新しいことができるようになることです。
つまり、やりたいことがはっきりしないのは、ゴールがどこにあるかわからないのと同じです。
もし、マラソンをしているのにゴールの場所が具体的にわからないと、遠回りしたり、道に迷ったり、途中で諦めたくなります。
この例のように、プログラミングもゴールを具体的に決めないと大変苦労します。
例えば、ゲームを作りたい、スマホアプリを作りたい、業務を効率化させたいなどでもいいです。
もっと言えば、アクションゲームを作りたい、マッチングアプリを作りたい、メール返信を自動化させたいなど、具体的であるほど何を勉強するべきか理解しやすいです。
勉強方法がわからない
プログラミング学習は暗記科目ではなく、英会話や数学のように体系的に理解する必要があります。
英会話なら、英単語→文法→インプットスキル(読む・聞く)→アウトプットスキル(書く・話す)。
このようにある程度の勉強の順番は知られており、英単語をあまり知らない段階でいきなり英作文を始める人はいないでしょう。
しかし、プログラミングの正しい順番の勉強法は知られていません。
そもそも万人に正しいと言える勉強法などありません。
英会話の勉強の目標はほとんどの人にとって外国人と会話できるようになることであり、ゴールがわかりやすく、そのゴールへ進む道もわかりやすいです。
プログラミングの場合、それぞれのゴールごとに、そこへ向かう道も変わってきます。
だからこそ、先述した通り、ゴールをはっきりと決めることが重要なのです。
作りたいものが決まっていると、“〇〇(作りたいもの) 作り方”と調べるだけでその勉強法まで知ることができます。
インプットを繰り返す
よくSNSなどでプログラミングの勉強報告をする人の多くに「Progate○周しました」などインプットを何回も繰り返す人がいます。
しかし、ただインプットのみの勉強を繰り返すと、いざという時に頭の中から取り出すことが難しいです。
普段の勉強からアウトプットを意識して勉強するようにしましょう。
アウトプットの例としては、インプットで学んだコードを自分でアレンジしてみることなどが効果的な勉強です。
また、慣れてきたら既存のアプリやサイトを真似して作ってみましょう。
インプットの方法が自分と合っていない
プログラミングが身近なものになって、無料のものから有料のものまで非常に多くの教材が溢れています。
その中でも本で勉強するのか、学習サイトで勉強するのか、動画で勉強するのかさまざまな勉強のスタイルがあります。
学校の勉強などでも、自分の勉強法にこだわりすぎて、なかなか成績を上げられない人が多くいます。
もし、今やっているインプットの方法では、理解が難しいのならば教材を変えてみるのもいいでしょう。
一度で全てを理解しようとしている
プログラミングはとても奥が深いです。
なので最初からわからないことを全て理解しようとするのは大変です。
言うなれば土台のしっかりしない状態で家を建てるようなものです。
まずは基礎という土台を固めてから、完成形である家を建てていくのです。
プログラミング学習も、最初のうちは難しいこと理解するのは後回しにしてコピペするだけでいいです。
どんどん数をこなすことでその言語の流れがわかるようになり、その言語の難しい部分もわかりやすくなるでしょう。
バグをそのまま
プログラミングをしていると必ずと言っていいほどバグに遭遇します。
そのバグに遭遇した時、プログラマーとしての真価が問われます。
バグが起きた時、なぜそうなったか、次に起こらないようにするにはどのようにするべきか考えることが重要です。
一人で勉強している
プログラミングを独学で勉強する人は多いですが、完全に独学でやると挫折しやすくなります。
もし、わからないことがあったときに、相談できる人がいる方が躓きにくいです。
また、自分のプログラミングの成果を人に話すことでモチベーションを向上させることができます。
なのでプログラミング仲間を作るといいでしょう。
プログラミングスクールやオンラインサロンに入ったり、SNSで初心者の人に声をかけたりすることで仲間が増やせるでしょう。
まとめ
プログラミングの挫折率は9割と言われています。
「プログラミングは簡単です」とか、「誰でもできます」などと怪しい商材などで言われてるかもしれませんが、正直難しいです。
プログラミングに最も必要なものは継続性と計画性の二つだと思います。
目標から逆算して何をすべきか考え、それを実行し続けることが重要ですが、これは簡単なことではありません。
ただ、この苦しい期間をくぐり抜け、自分のコードが自由自在に動いたとき、きっとプログラミングの楽しさに気付けるでしょう。